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社長挨拶
「自分と自分の愛する家族の幸せのために働ける、世界一社風のいい会社」を目指して

株式会社ISOWA 代表取締役社長 磯輪 英之

ISOWAは「自分と自分の愛する家族の幸せのために働ける、世界一社風のいい会社」を目指しています。

私がISOWAに入社したおよそ30年前、ISOWAは今とは全く違っていました。
職人気質の技術者たち、個人プレーの横行、トップダウンの指示待ち体質・・・
危機感を感じた私は、あれこれ手を打ちました。
でも、何をやってもうまくいきませんでした。
それもそのはず、私が一人もがき苦しんでいたのは、全て「氷山の上」のことばかりだったからです。

「氷山の上」とは何か?
これは「氷山モデル」といって、会社を氷山になぞらえた考え方です。
氷山と同じく、会社もその構成要素のうち目に見えるもの(会社の事業、組織、制度、仕組みなど)はほんの1割くらいで、ほとんどは水面下に沈んでいて見えない。
水面下にあって、目には見えないけど、会社を決定づける「氷山の下」のもの。それは「組織風土」です。

この「氷山の下」が十分に成熟しておらず、社員との信頼関係ができていない状態では、「氷山の上」にどんなに立派な制度やルールを掲げても、何をやっても、それは「やらせ」にしかならない。
バランスを崩して沈むだけ。

そう気づいてから、私は、自分が旗振り役となって「氷山の上」で進める活動を一切やめて、とにかく「氷山の下」を耕すことに専念してきました。

「やらせ」る代わりに、あちこちに「しかけ」ることにより、その「しかけ」は、やがて互いに化学反応を生み、私も、社員も、そしてISOWAも、大きく変わり始めました。

そして2006年、手ごたえを感じつつあった私は、「世界一社風のいい会社をつくろう」という冒頭の理念を初めて社員に向けて語り始めました。

この「世界一社風のいい会社をつくろう」という組織に対する「私のビジョン」、そしてその後私が発信してきた様々なビジョンが、ISOWAビト同志(同士ではなく、同志です)の対話や行動を通じて、私の中でも、そしてISOWAビトの中でも意味付けされ、深化していきました。
すると、最初は「私の(私だけの)ビジョン」だったものが、次第にISOWAビト全員で共有され始め「我われのビジョン」に進化していくことに。

実は、このプロセスこそが、ISOWAの風土改革なんです。

今や、ISOWAでは問題は与えられるものでなく、自分たちで問題化することが求められる会社です。

ここまで来ると、それまでとは違ったことに気づくようになりました。

「これは、単なる社員満足の次元にとどまるものではないんだ!」

今度はこの風土改革の成果を、段ボール機械メーカーとしての本業の上に咲かせることができないかと、考えるようになったのです。
世界一真剣に風土改革に取り組んでいるISOWAだからこそ、お客様に、そして世界に、提供できるコトがあると、信じているんです。

そしてたどり着いたのが「ISOWAは止めません! 止まりません!」であり、単なる生産手段ではなく、お客様に愛され、幸せを運ぶ「i機」であり、従来の修理修繕ではなく、その一歩も二歩も、さらに何歩も先をいく「NEXTサービス」です。
でもこれで終わりではありません。
さらにこの先に、風土改革にこだわり続ける私たちISOWAにしか見つけられない新しい価値「新価」がまだまだあるのではないかと、日々、ISOWAのどこかで、ISOWAビトの誰彼が集まって、気楽にまじめな話し合いをくり広げています。

段ボールを通じて世界中に夢を提供する。

そんなワクワクする夢に向かって、私たちは今日も走り続けています。

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世界一社風のいい会社作りが目標です